2016年1月29日金曜日

ブログ主が反原連のミサオ・レッドウルフを訴えた裁判の判決が確定しました。

東京地方裁判所は平成28年1月27日、ブログ主が首都圏反原発連合(反原連)の「ミサオ・レッドウルフ」を名乗る活動家を相手取り、ツイッターに事実無根の内容を書き込まれ、名誉が傷つけられたとして起こした裁判で、ミサオ・レッドウルフ被告の不法行為責任を認め、ブログ主が削除を求めた全てのツイートの削除と損害賠償の支払いを命じました。謝罪広告の掲載は認めませんでした。

判決では、ブログ主の撮影行為について、「男女の別なく多数の抗議デモの参加者を群衆として撮影…特定の女性や女子高校生を狙って行われたことを認めるに足りる客観的な証拠は見当たらない」と事実認定し、ブログ主の主張を全面的に認めました。

ミサオ・レッドウルフ被告が、「特定の女性を狙ってずっと撮影してるところ、多くの人が目撃」「変態野郎」「抗議に来る女子高生や特定の女性を見る目がおかしい事は前々から感じてはいた」「被害者続出ですね」「ほんと最悪な変態」などと、暴言と共に事実無根の内容を繰り返し投稿し、裁判の中で「女子高校生等の写真を撮影してインターネット上に掲載することをやめさせようとしたもの」と弁明した点については、「特定の女性や女子高校生を狙って写真の撮影や掲載をしている旨の主張の事実は認められない上、穏当な言辞を用いて記載すれば足り、過度に侮蔑的な言辞を用いることが正当化されるものとはいい難い」と断じ、名誉毀損を認め、ツイートの削除を命じました。

同日、上記の不法行為を私が厳しく非難する際に投稿した一連のツイートについても、司法判断がありました。
東京地裁は、私の投稿のうち、反原連について言及したツイートは、いずれもミサオ・レッドウルフ被告個人の名誉を傷つけるものではない、との判決を下し、被告の主張を退けました

いっぽう、被告が削除を求めていた18件のツイートのうち、3件のみは削除を認めました(うち1件は投稿直後に削除されたもので判決文には誤りがあります)。

認められたのはわずか2件だけとはいえ、裁判所には訴えそのものの却下(門前払い)を求めていましたので、こちらの判決については不当判決であると考えています(控訴しました)。

ミサオ・レッドウルフ被告は抗議デモの主催者団体「反原連」のスポークスマンなので、官邸前デモの参加者の中には同被告の虚偽の内容を信じてしまった人も出て、そういう方々から非難の声を浴びせられたりもしました。

そんな経験もありましたので、損害賠償の額こそ少ないものの、裁判所による事実認定と削除命令には、大変満足しています。

2015年8月13日木曜日

首都圏反原発連合(反原連)の「ミサオ・レッドウルフ」を名乗る活動家を名誉毀損で提訴しました。

平成26年12月9日、ブログ主は、首都圏反原発連合(反原連)のミサオ・レッドウルフ (ツイッター名:を相手取り、虚偽のツイートの削除、謝罪広告の掲載、および、損害賠償の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起しました。

このTogetterにまとめられている件です。反原発 MisaoRedwolf が誹謗、 @thoton が見限る

平成27年8月26日に裁判所に提出した私の陳述書はこちらです。陳述書


行為の悪質性が高かったため、ブログ主は刑事告訴を検討、平成25年12月8日、同被告に対し、訴訟の提起を通告しました(当時のツイート

すると、約1か月後の平成26年の1月、反原連の代理人を名乗る人物より連絡があったため、双方で話し合いを行いました。しかし、交渉の最中、相手方は、私の追求の過程での発言などが同被告個人の名誉を毀損しているなどと主張として、訴訟を提起してきたため、裁判所に却下(門前払い)を求めたうえ、当方側もミサオ・レッドウルフを提訴しました。
同じ反原発派同士の争いということで、和解による円満解決を志向していましたが、同被告が謝罪を拒否したため、裁判所主導で行われた和解交渉は決裂しました。

次回期日(結審)は10月14日午前10時です。(8月26日は結審になりませんでした。当方は陳述書を提出、相手方は陳述書を朗読しました)。

本訴訟が、問題の多い3.11後の脱原発運動を根本から建て直すよいきっかけとなることを願います。平成27年 8月13日 ソトン(秋元貴之)


追記1: 反原連は公式サイトで、「反原連は公安からお金をもらって参加者の動画を提供している等とツイートしました。と記載していますが、私が、そのようなツイートをした事実はありません。また、被告の陳述書にも誤りがあります。
これら記載について、ここでは反論せず、今後、裁判の中で扱っていきます。
これら記載について、ここでは反論せず、今後、裁判の中で扱っていきます。
これら記載について、ここでは反論せず、今後、裁判の中で扱っていきます。

追記2:平成27年10月14日、結審しました。判決は本訴・反訴とも、平成28年1月27日です。

※メディアからの取材を受け付けています。お気軽に、@thoton まで、ご連絡下さい。

2014年8月20日水曜日

【重要】シリアの武装勢力に邦人が拘束された件に関するネット上のデマについて(一問一答)—経緯とご報告— 2015/1/25更新

Q あなたはシリアの武装勢力に邦人の個人情報を提供したのですか?
A していません。

Q では、何を提供したのですか?
A 何も提供していません。

Q 武装勢力のツイッター・アカウントに“A Japanese secret agent?”と英語でメンションを投げたのではないですか?
A 投げていません。日本人ジャーナリストと英国人学者に“A Japanese secret agent?”(日本のシークレット・エージェントですか?)と質問しました。

Q 武装勢力に対し情報の提供はおろか、メンション自体していないのですね?
A その通りです。私のツイートを見知らぬ外国人にリツイートされただけです。リツイートされたことを知った直後、その人物が武装勢力関係者の可能性もあると判断し、すぐに当該ツイートだけでなく、念のため、邦人に関係する自分の全ての投稿を削除しました。

Q なぜ、わざわざ英語でツイートしたのですか?
A わざわざ英語でツイートしたのではありません。当時、私はドイツ人のツイ友とドイツ語と英語で邦人ついて意見交換をしていました。その最中、日本人ジャーナリストが邦人の身元について外国人と話しているのを知り、その場の全員が理解できる言葉である英語を使ったのです。

Q あなたの英文ツイートのうちの1つが、何者かにリツイートされただけなのですか?
A そうです。私はドイツ人に対して、「邦人は傭兵かイスラム義勇兵と考えられる」という主旨の返事を最後にしましたが、それについてはリツイートされませんでした。

Q では、なぜあのようなデマが流布したのでしょうか?
A 分かりません。ある大学の先生が下記のようなツイートを行い、それが多数リツイートされてしまった後、私に対する非難が急増したように思います。

https://twitter.com/gonoi/status/501253166134865920
https://twitter.com/gonoi/status/501415449922240512
https://twitter.com/gonoi/status/501380973091500032
https://twitter.com/gonoi/status/501395033564528641

Q これらを投稿した人物は知っている人ですか?
A いや、全く知りません。投稿者のプロフィールによれば、高千穂大学の五野井郁夫准教授(@gonoi)とのことだったので、勤務先の大学に相談しました。多数リツイートされ大変迷惑しているので、准教授に対し元のツイートを削除するよう指導してほしいとお願いしました。

※大学へ送ったファックス
http://thoton.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html
1週間後、高千穂大学から電話があり、学長、理事長、学部長に報告したとのことでした。

Q デマでどのような迷惑を受けたのですか?
A 多勢の人々から非難のメンションが殺到しました。また、2ちゃんねるでは「シリアで拘束された邦人の殺害に加担した」などと、私の氏名・顔写真付きで誹謗中傷されました。さらには、深夜、2ちゃんねるを見たという興奮した男性から非通知の電話も掛かってきました。こうした被害でしばらくノイローゼ気味になりました。

Q 警察や法律家にも相談したほうがいいと思いますが。
A はい。すでに弁護士に相談し、警察署にも書類一式を提出しました(2014/8/25)。
現在、ツイッター上で悪質なデマを流した人物を相手取り、東京地方裁判所に民事訴訟を起こしています(2014/12/9)。今回の件も組織的に行われた可能性があり、刑事・民事の両面から厳しく対応していきます。

Q 拘束されている邦人については、どう思いますか?
A すごく心配しています。日本政府は「自己責任だ」として見捨てたりせず、人命最優先で最大限の救出努力をしてほしいと願っています。そして、彼には帰国後、真相を語ってほしいです。


Q ご自身に反省すべき点はあったと考えていますか?
A はい。今後は、ツイッターでは私の投稿を世界の人々が読んでいることを常に意識して、慎重なツイートを心がけたいと思っています。

まとめ
要するに、ネットで私に関して流れていることは、事実ではありません。繰り返しますが、意図的にデマを流している人がいる可能性もあるので、厳しく対応をしていくつもりです。

以上、邦人男性の無事を祈りつつ。

 平成26年8月24日
秋元貴之(@thoton
※平成27年1月25日更新